仕事のできる人

先週の木曜日、河合塾藤沢現役館での通年授業が始まったのですが、
教卓の上にこんなものが置いてありました。

タバコ?

Hさんからのプレゼントだったのですが、
いやあ、タバコは吸わないんですよ。
これ以上税金取られたくありませんから。
財務省の人たちも、タバコは徴税のための道具って考えてるそうです。
これ、ほんとに財務省でバイトした人から聞いた話です。
今は derutoko.com のスタッフをやってくれている人です。

ところで、昨日の話のつづきです。

最近、かつての卒業生のMさんから、
新入社員を指導する時の苦労話を聞く機会がありました。
「最近の若い人は、自分で考えて動かないんだよねー」と。
おいおい、君も十分若いだろって心の中でつっこみつつも、
「授業でも考えてないヤツ多いよー」って返したんです。
しかし、僕よりMさんの方が大変です。
だって、短時間で効率よく仕事を終わらせてくれないと、
かわりに自分がやらなきゃいけなくなりますからね。
新人に仕事を教えるのにかかる時間と、
自分でその仕事をやってしまう時間とをくらべると、
後者の方が、早い上にラクだって場合もかなり多いものです。
しかも、やらせた仕事が間違っていたりすると、
その尻ぬぐいまでしなきゃいけなくなります。
というわけで、人手不足を解消するために雇ったはずが、
逆に新人が来たせいで仕事が増えた……(涙)、
なんて矛盾がおこりがちなんです。

だからこそ、僕はよく思うんです。
受験勉強は「効率の良さ」を求める練習になるじゃないか、と。
社会に出たらいよいよ本番ってわけです。
自己満足の仕事をしている人はたくさんいますが、
それでは上に行けないでしょう。
いくら「やる気」があっても、
「やり方」が劣っていたら意味がないんです。
それどころか「やる気」がある自分に満足しちゃってる分、
むしろたちが悪いとさえ言えます。

ちなみに、河合塾には講座ごとにチューターが付きます。
藤沢の場合、教室が大きいため2人も付いてくれています。
そのうちのS君は、去年に続き今年も担当することになって、
僕としてはちょっと申しわけないなあ……と感じています。
なにしろ受講者数が多くてプリント配布とかが大変なうえに、
講師の僕が細かくてうるさいタイプだからです。
僕としては、S君はいつも仕事をきっちりこなしてくれるので、
安心していられるんですけどね。
まだ学生なんですが、社会に出ても十分通用する人です。
ちなみに、もう一人のMさんは去年の生徒で、
みごと早稲田政経に合格した人です。
僕の授業を受けていた人なので、受講生のみなさんは、
アドバイスをもらうと良いと思います。
このブログにも何か書いてもらいたいですね。

ところで、冒頭のタバコですが、
河合塾というところは、非常に時間のない予備校なので、
特に授業でネタにすることもなく、そのまま持ち帰りました。
ところが、どうも中身が意外に重く、カタカタ音がするんですよ。
そこで開けてみたらこんなでした。

じゃなくてチョコ

Hさん、どうもありがとうございます。
彼女は僕が驚くのをおもしろがってる気がします…