早慶難関大の日本史の衝撃

河合塾のマーク模試の結果をY君が報告してくれました。

<Yさん>
ところで第2回マーク模試が終わりましたが、講習に追われていたというか、英語などに力を入れていた結果文化史は手付かず(中略)先生の水準からはかなり下回ってしまったのではないかと反省しています。今日青学の赤本を解いていて、プリント部分が全然できず、やはり自分の甘さを痛感しました。先生の授業でないのに今回のマークで90を余裕でこえている人がいて、自分の方が環境がいいのに何をやっているのだと情けなくなりました。思うに石黒先生の授業を受けているからといってそれだけで高をくくっていたのかも知れません。記述で見返します。

<石黒>
マーク模試は余裕がなくて見てませんが、たぶんそれほど難しくない問題ばかりだと思います。なので、9割取れたからと言って、難関大に通用する力を持っていることにはなりません。要するにそれほど難しいことまで勉強していなくても、普通に高得点は取れるのです。Y君の場合、難しいことまで含めて覚えようとしているため、全部に手が回らず、マーク模試レベルの問題でさえ、高得点が取れなくなっている可能性があります。要するに簡単な問題しか出ないのなら、40面ノートすべてを覚える必要はないのです。さて、Y君のめざす大学はどのレベルの問題を出すのでしょうね。河合の模試は早慶と名の付く模試でないかぎり、問題レベルは決して高くはありません。

ところで、ちょうどその辺りの事情に気づいてしまった人がいます。今日、ワセヨビの講座「早慶難関大の日本史」が終わりました。授業終了後、一人の女子生徒が相談に来ました。彼女は現役時代に僕の通年授業を受けていた人で、浪人した今は、河合塾に通って某先生の授業を受けているそうです。そして、ワセヨビの授業を受けた感想を、身を震わせながら話してくれました。

「全然レベルが違いました」
「自分の予備校の演習問題や模試は簡単すぎでした」
「私の周りの人たちはぬくぬくしてると思います」

この講座は早慶の難しめの問題を解説する授業なのですが、「これこれこう考えていけば、正解が推測できる」とか、過去の卒業生からいただいた本物の入試問題を見せて、「この人は10問中9問正解して、全体で95%正解している」などと解説してしまうため、受講生が自分のできなさぶりにショックを受けてしまうわけです。今日の彼女は、今にも泣き出しそうな様子で下唇を噛んでいました。そして、「本当の厳しさがわかって良かったです。遠くから来たかいがありました。」と言ってくれました。過去問で実際の出題レベルを確認しながら学習していかなければ、あくまでも、講師や予備校が提示するレベルにとどまってしまいます。受験は合計点数で合否が決まるのですから、本当に英語・国語で弱い日本史をカバーできる能力があれば、もちろんそれでかまいません。しかし、そこに寄りかかって「英語で点数を取ってくれ」なんて言う社会科講師がいたら、それは単なる責任放棄です。英国でも高得点を取りつつ、日本史でも高得点を取って、確実に第一志望合格を勝ち得てほしいものです。

やる気のある人は、ぜひ、ついて来てください。