合格ボーダーの厳しい現実

早稲田大学は、入試の不合格者に点数開示を行うシステムがあります。それを利用した人からメールをいただいていました。4学部すべて不合格だった方です。

<Xさん>
(前略)早稲田から点数開示のはがきが届きました。私は合格最低点との差は相当(15点以上)あると思っていました。5点差以内の学部があったらまだいいかなぐらいに思ってました。しかし現実は、教育学部・文学部が5点、文化構想が3点、社会科学が1.2点差でした。(中略)
本当に1問、1点の重さを受験生には知ってほしいです。私は特に、文構は英語で転けて、英語を受け終わった瞬間“落ちたな”って思いました。でも実際はあと3点なんです。ほんの1、2問です。だから、本番でも最後の最後まで本当に諦めてはダメだっていうことを伝えて欲しいです。1教科失敗したって残りの教科で挽回できます。まだ夏前ですがこれから山場を向かえる受験生には今やっている授業を大切にしてほしいです。もちろんしゃべり勉強など授業後の行動もですが、自分に甘くなったそのときのことが入試に出て、その1問に泣くことがないようにしてほしいです。私は法政でこの受験のことを糧にしながら充実した生活を送っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

あと少しで合格ラインに届かなかった人の話はよく聞きます。そもそも、合否の境目のボーダーライン前後には、かなり多くの受験生が分布することが想像できますよね。だから珍しいことではないのですが、実際にそのギリギリの点数を見ると「なんてもったいないんだ!」と悔しくなります。彼女は模試でも好成績を出していた人だったので、なおさらです。やっぱりいくら模試で好成績でも、本番で取れなければ意味がないということですね。問題内容に関しても、志望大学の過去問の正解率で自分を測るべきなのは言うまでもありません。その上で、本番で自分の力をしっかり出せる学習をしていきましょう。

ところで、ベランダのバジルがぐんぐん伸びてきました。昨年は6本育てていたのですが、今年は16本もあるので相当食べられそうです。摘心ついでにさっそくジェノベーゼソースを作ってパスタで食べました。濃厚な味はもちろんですが、切っても切っても生えてくるところも好みです。