3番右~7番ページの学習法

通年授業では初回の講義で「学習法」のプリントを配布していますが、もう少し丁寧にここで説明します。学習法はさまざまあって、どれが正解とは言えないのですが、本気で早慶上智をめざす人は、単なるチェックペン勉強からは脱却してください。赤シートで用語を隠してチェックするやり方には、短所が非常に多いからです。くわしくはこちらの記事をどうぞ

さて、これが復習のしかたの一つです。

(1)ノートの清書をしながらストーリーをしゃべる
(2)『日本史でるとこ攻略法』のゴロを覚える
・他にも関連性のあるところを見つけたら、わしづかんで覚える
 ex.稲目−馬子−蝦夷−入鹿
  庚午年籍−庚寅年籍
(3)清書ノートを眺めてしゃべりながら用語を覚える
・ノートだけを見つめて用語を黒ボールペンでなぐり書き
(4)行を気にしなくてすむよう大きめの紙に復元(色ペンは使わない)
a.大枠を書く
b.天皇の名前をアバウトに書き入れる
c.権力者の名前を書き込む
d.ゴロやわしづかんで覚えた用語を書き込む
e.すき間を埋めていく
f.まだ埋まっていないすき間を、ストーリーを思い出しながら埋める
(5)復元できなかったところをノートにチェック
・付箋を貼る or 後で消せるマーカーでチェック
(6)問題を解く
・入試問題を利用したもので、解説が出題率にそって書かれているものを解く。実はその条件に合うものはなかなか市販されておりません。ワセヨビ生には別冊の演習問題を、河合塾生には『日本史事始』をお勧めします。
(7)過去問を解く
・第一志望の大学の過去問から、既習範囲の問題を探し出して、そこだけ解く。正解率を記録しておく。8割正解できていなければアウト!

ノート復元については、すでに偉人たちがたくさん書いてくださっています。偉人たちの遺言がここにまとめられていますので、ごらんください。

できるだけ早い時期に情報をつかみ、より効率の良い学習法を取り入れていくことが、難関大合格への近道です。