今週は河合塾南浦和現役館で講習をやっています。
例によって発展・早慶・近現代の4コマです。
そして、初回の授業後には普段授業を受けていない人が、
何人も学習法の相談に来ていました。
やはり授業で衝撃を受けた人が多いようです。
3講座とも、初日の内容はわりと簡単なので、
ここで衝撃を受けたとしたら、この後大変なことになりますよ?
「発展」なら土地制度史が待っていますし、
「早慶大日本史」ならこの後、50題以上の類題が待っています。
衝撃を受けつつも攻めの姿勢で挑んでくれればいいのですが、
へこんでしまう人もいるでしょうねえ。
実際、質問中に本当に固まってしまって、
声が出なくなってしまった人もいました。
彼女は僕ではなく、別の先生の授業を受けていたそうなのですが、
「どこまで細かく入試で出るのかわからない」と言うのです。
そうでしょうねえ。
何が出るのかがわかれば、ダレでもカンタンに受験勉強できます。
でも、なかなかその正しい情報を入手することはできません。
いらない知識を教えている先生や参考書はたくさんありますし、
標準問題を「難問」と切り捨てている問題集もたくさんあります。
そうした環境のなかで、みんな闇雲に勉強しているのです。
当の本人は気づかないでしょうが、
実は「これが出るんじゃないかな?」という幻想だけで、
入試まで突っ走っている人が大半なんです。
ちょっとひどい言い方になってしまったかもしれません。
でも入試問題を7万5千回も入力した僕としては、
そうした世間一般の入試情報と真実の入試情報のズレを、
言わずにはいられないのです。
授業料を払って受講してくれているのですから、
できるだけいらない知識は省いてあげたいですよ。
逆に必要な知識は時間のあるかぎり紹介したいです。
みなさんも入試問題を2千本くらい解けば、
世間に出回っているエセ入試情報に気づくはずです。
さすがにこのブログでは、どこがどう違うかは言えません。
公の場で特定の参考書を批判するのは、何かと差し障りがありますし、
20年間、数千時間も入力した結果に得られた入試情報だからです。
当方の授業・教材に価値を認めてくださっている方にだけ、
お教えしたいと考えております。
パソコンからなら、各教材のサンプルが詳細に見られます。
受験日本史をかじったことがある人なら、
そのサンプル画像を見るだけでも‘違い’がわかるかと思います。
予算に余裕のある人は、ぜひ、受験日本史で優位に立ってください。