昨日の続きです。
河合塾では高校2年生向けの日本史の通年講座があります。
2007年度までは担当していましたが、
授業を詰めすぎていたので、
2008年度からは遠慮させていただいたのです。
その2年生向けの講座の受講生から質問がありました。
<Sさん>
夜分遅くに申し訳ありません。春期講習から石黒先生の早慶大日本史をとろうと考え,早稲田大学の社会科学部を目指している者です。私は二年生の時から別の先生の日本史を河合塾でとらせていただいていたのですが,まだ二年生だからと甘い考えで授業に臨んでいたものですから,授業自体には集中して受けられていたものの,予習復習を全くせずに二年の1月を迎えてしまいました。なので日本史については全く理解できてないも同じ状態にあるのですが,今から日本史の勉強を始めるとしたら石黒先生の何の教材から行うべきでしょうか。お忙しい中,申し訳ありませんが教えて頂きたく思います。
<石黒>
日本史全体を見通すのには、
『いっきに読める日本の歴史』(中経出版)が良いですが、
これは受験参考書というよりは、
一般のかた向けに書いたわかりやすい本です。
受験参考書としては『読むだけ日本史(1)(2)』(学研)があります。
これらは通年授業を受けるにあたっての予習として使えるものです。
ただし、書籍ですから理解しにくかったり、
覚えるには向かない部分があります。
そういう意味では映像教材が優れています。
もし日本史全体がそこそこわかっているなら、
『でる日講義−とことん文化史−』をさっそく始めてしまうのも、
他の受験生に先がけて優位に立つという意味ではおもしろいでしょう。
まだ全体がわかっていないなら、
『でる日講義−つながる近現代−』の方が取り組みやすいでしょう。
近現代は通年授業を受ける前に骨組みを固めておくことが必須です。
3年生から日本史を始めた人には、それを夏休みに勧めますが、
いち早くこの時期に習得してしまうというのは、
かなりのアドバンテージになるでしょう。
これならノートまとめもできるし、問題演習もすぐに取り組めます。
何よりも映像授業で受験のレベルが目の当たりにできるのが、
良いところだと思います。
このやりとり、明日にも続きます。
○お知らせ
2月中旬から、各予備校で無料体験講座が始まります。
各校舎にお問い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
【河合塾】
●藤沢現役館 ※
高3早慶大日本史
2/15(日) 13:20~14:50
●南浦和現役館
高3早慶大日本史
3/20(金) 9:00~10:30
【早稲田予備校】
●東京本校
でるとこ攻略日本史(新高2・高3向け)
2/21(土) 16:30~17:40
2009 早大日本史の検証(最新入試問題解説講座)
3/7(土) 15:00~16:30
でるとこ攻略日本史(新高3・高卒生向け)
3/22(日) 13:30~14:40
●西船橋校
新高3でるとこ攻略日本史(新高校3年生向け)
2/13(金) 18:00~19:10
でるとこ攻略日本史(新高3・高卒生向け)
3/27(金) 15:00~16:10
※河合塾藤沢現役館につきましては、
2月15日に体験授業が予定されていますが、
その前に通年授業の申し込みが締切になる可能性があるそうです。
本来、体験授業を受けて判断してもらうべきところですが、
人気校舎なので時々こうしたことが起こります。
ご了承ください。