今日試験を受けてきた方から、さっそく質問がありました。
<Iさん>
こんばんは早稲田予備校で受講していたIです。今日受けた上智でわからないところがありました
1保元の乱で上皇方となった左大臣は? 平忠正にしました。
2平氏の棟梁の嫡男として保元平治の乱に従軍し、従二位内大臣まで昇進したものの父親より先に早世したものは誰か。
平頼盛にしました。
3(貞永式目の知行年紀法と永仁の徳政令の史料からの出題で)この二つを合わせて名称をつけるとすると?
荘園公領法にしました。
(ほかに、鎌倉幕府法、公家本所法、守護領国法、寺社本所法がありました。)
4芦田修正が問題にされなかったのは、亡命先の中国から1946.1に帰国した日本共産党の( )が国会で自衛権は保持すべきでないかと質問したことに対して政府は一切の自衛権を放棄するとの答弁をしたためであった。 1徳田球一2志賀義雄 3宮本顕治 4野坂参三
5家族生活における男女両性の平等を規定した24条は( )の起草によるもの。
1シロタ2スピア3ボールディング4バイニング
あてずっぽうで2にしました。
上智では(1)が国風文化と院政期の文化の分類をさせる問題で、昨日文化史を一通り見ておいたので結構とることができました!!(2)も有名史料からで、石黒先生のCDが頭で再生されてました(笑)あと一番震えたのが、民政局 ケーディスが両方とも抜かれていたことです!
本命の早稲田に向けてもっと努力していきたいです!
<石黒>
1は藤原頼長です。平忠正は動員された武士ですから、そこまで偉い役職ではありません。
2は平重盛です。平氏の棟梁が清盛なので、その嫡男を考えます。これはでるとこプラスの授業の史料『平家物語』のところでやりました。
3は鎌倉幕府法です。たしかに荘園・公領にまたがる話ですが、この時代は武家法と公家法と本所法が共存していたことを考え、どちらも鎌倉幕府が制定したものであることから解答します。
4は野坂参三です。難問ですね。中国に亡命していて、終戦後に帰国したことがポイントです。
5はシロタです。もっと難問です。捨ててかまいません。
民政局やチャールズ・ケーディスが正解できているなら、カバーできたと言えますね。
携帯でごらんの方はこちらからどうぞ。
携帯でごらんの方は、こちらからご登録ください。