過去問を解きまくる時期はすぎました

入試直前期にさしかかり、過去問の解答に関する質問が増えていますが、過去問を精力的に解きまくる時期はもうすぎました。「あと3年分やれば、全学部計10年分の過去問が終わるんです!」というのならやり遂げる価値はあるかもしれませんが、今はラストスパートとして、ノートの全復習に移行すべき時です。石黒の通年授業を受けていない人は、今まで勉強してきたまとめたものを、あますところなく全力で覚えてください。

2007年早稲田大文学部の以下の問題について、質問をいただきました。

10 下線eをめぐる以下の記述のうち,誤りを含むものはどれか。該当する記号をマークしなさい。
ア 講和会議の議長は当時のアメリカ国務長官アチソンがつとめ,日本からは吉田茂が首席全権として出席した。
イ 政府・保守系政党はアメリカ・ソ連の対立が続いている以上,一部の国と平和条約を締結できなくても止むを得ないとする「単独講和論」を主張した。
ウ 平和条約はソ連・中国を含めた全ての連合国と締結すべきである,という「全面講和論」が社会党・共産党,一部の知識人によって唱えられた。
エ ソ連はアメリカ主導の講和会議はアジアの政治的緊張を高めるとの理由で,講和会議への参加を拒否した。
オ サンフランシスコ平和条約によって日本は主権を回復したが,沖縄・小笠原諸島はアメリカを施政権者とする信託統治のもとに置かれた。

<Aさん>
2007年早稲田大文学部の問題です ここの問10の問題なのですが赤本が答えを二つ指摘しています。しかし問題の趣旨からしたら誤文を一つ選べという趣旨のよう受け取れます。以前授業でおっしゃっていた施政権下関連の作問ミスだとは思うのですが、これがもし本番ならば自分が選んだエだけを正解とみなして良いのでしょうか?

<石黒>
そのとおりです。早稲田の過去問については、でるとこのWebサイトの「役立つデータベース」→「早大解答速報」(携帯サイトは「これで合格」→「早稲田大学解答速報」)を見てもらえば、もっと詳しい解説が書いてあります。そちらで解決するものも多いので、ごらんください。

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