通年授業が取れなかった人へ

この夏休みに初めて‘受験’というものに触れる人は、その温度差にお互いびっくりすることが度々あります。
講習を受けて僕の授業の無駄のなさに共感してくださり、2学期から通年授業を受けようと思ってくれる人がいます。しかし、迷っている間に定員に達してしまい、締め切りになってしまった方がいました。受講しようと思った瞬間にダッシュで申し込んでもらえていたら……と悔やまれるところです。そこで、とりあえず独学で勉強を進めるためのアドバイスをしました。あまり不安をかきたてるのも気の毒なので控えめにお答えしましたが、猛スピードで追い上げないと難関大合格はおぼつかないでしょう。なんとか入試に間にあってほしいものです。

<Mさん>
私は早大/文化構想学部志望で先日、藤沢現役館で石黒先生の早慶大日本史を受けました 授業に出てくる単語が知らないものばっかりですごく焦り、毎日泣きそうになりながら日本史を勉強しています(中略)
01回前期の復習を終わらせてもう01回最初から確認しています 今は○○(編注:伏せさせていただきます)を読みつつ教科書で苦手な中世の復習をしています 問題を□□の問題集で解いています アドバイスよろしくお願いします
PS
文化構想の日本史を解いたのですが夏期講習で先生が言っていたことが結構でていて、なんか嬉しい気持ちになりました!

<石黒>
古代~近世については、『読むだけ日本史(1)』を使うと、A~Cランク用語が赤字になっていますので、頻出用語を無駄なくGETできます。Dランク用語が黒字の中に含まれているので、早稲田のためにはできるだけ黒字部分も習得してください。教科書よりもコンパクトにまとまっているので、使いやすいはずです。学習を進めながら問題演習をおこないたいのですが、Mさんの使っている問題集は入試問題を元にして作られているものではないため、志望校の本物の入試問題を解くことをおすすめします。既習範囲の過去問を大問単位で解いて、何割正解できるかをはかってみてください。目標は、正解率8割です。入試問題を元に作成した僕の問題集には、『日本史事始』『あるある正誤問題』があります。以下のブログ記事で、それぞれの教材について詳しく紹介しています。
「1学期の学習法まとめ−政治史編1」

近現代に関しても、まずは『読むだけ日本史(2)』を使って、大まかな流れを理解してください。入試問題を元に作成した問題集は、『受験生が本当にほしかった問題集』があります。近現代部分のA~Dランク用語が散りばめてあります。

これらが基本的な学習法で、さらに難関大受験のためにはステップアップさせていく必要があります。ブログにまとめてありますので、ごらんください。
「1学期の学習法まとめ−文化史編」
「1学期の学習法まとめ−史料編」
「1学期の学習法まとめ−政治史編2」

だいぶのんびりしてしまっているようなので、急いで巻き返してください。

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