第一志望に届かなかった方から、今後の進路について相談を受けました。悩ましい選択ですが、ゲンジツを見据えて慎重に判断してもらいたいものです。
<Sさん>
(前略)今年度は現役生として早稲田の文、人科環境、スポ科を受けて結果としては不合格でした。不合格は変わらないのですが人科、スポ科ともに補欠落ちです。第一志望は日本史はセンターのみでしたがスポ科でした。他大学では法政の文学部心理学科を一般で、スポーツ健康をT日程で合格させていただきました。ですがスポーツ健康はキャンパスと家からの距離が遠く下宿は許してもらえなかったので手続きはとりませんでした。
この時期に迷っているのは本当に出遅れていると思いますが法政文心理と浪人で迷っています。理由としては私の漠然としていますがスポーツ関係のことを学びたい将来やりたいという夢とゆうか希望をみつけて中学、高校生活を送ってきました心理学科に行ってもスポーツ心理学という学問ができそうで専任講師の方もいてゼミもあって希望していたことに近いことはできます。ですが落ちたことには変わらないのに補欠だったということにはじまって就職のこと(スポ科の半分近くの方がスポーツ業界に進んでおられるそうです)も考えると補欠だったんだよなぁぁぁぁぁと思って浪人・・と考えてしまいます
母親からは浪人を薦められています。理由としては強い希望をもっていたのにあと一歩に近かったのだからあきらめてほしくないということとやはり就職が気になるようです。決めるのはあなただからとは言ってもらってます。私にはあと一歩がどれくらいの大きさだったのかと聞かれればかなり大きな一歩だったとは思いますが・・・長い目で見たときもし早稲田にうかればのはなしですが法政より早稲田のほうがいいなあと思います。
石黒先生におうかがいしたいのは浪人生は偏差値が伸びにくいとよく耳にしますが、本当にそうなんでしょうか><私は現役のころはおはずかしながら歴史が一番苦手だったように思います。歴史が苦手な現役受験生だった人が法政蹴ってまで浪人してほんとに意味があるものにできるのでしょうか。歴史が苦手=努力たりないということだったとおもうんです。そんな私が浪人できるのか不安でなかなか決心つきません。石黒先生にあえて厳しいことでもおっしゃっていただければと思います、夜分おそうに申し訳ありませんでした。
PS
現役の時石黒先生には何度モチベーションをあげられたかわかりません。浪人するならもう一年わせよび高田馬場でと思ってます。
<石黒>
(前略)今後についてのアドバイスですが、早稲田2学部とも補欠不合格だったことで、ずいぶん心残りがあったようですね。しかし、これをどうとらえるかで来年の結果は大きく変わります。「あと一歩だったから、もう一頑張りすれば受かる」と思っていませんか? その程度の気持ちでは、失敗するのが関の山です。「今度こそ、合格ボーダーを余裕で超えて、受かってみせる!」という姿勢でなければなりません。この話は、ワセヨビの高卒生向けの体験授業で、しつこく説明しました。受講してくれていれば良いのですが……。DVDは見られるはずです。
というわけで、同じ授業をもう一度聞くにあたって、去年、間違って理解していた点を正すべく、毎回新たな気持ちで受講し、地道に自分自身を改革していく心づもりはあるでしょうか。厳しいようですが、「浪人すれば早稲田に受かる」と安易に考えているようでしたら、浪人はお勧めできません。今のSさんの中では、法政と早稲田の差は僅かにしか感じられないかもしれませんが、その差を埋めるためには、実際には大きな努力が必要なのです。
もし再チャレンジをする場合は、去年の敗因をきちんと分析し、対策をしっかりとってください。注目記事で、高卒生向けの記事を中心に読んでみると、ヒントが得られると思います。
この時期に万全の心構えをして、4月からの授業に臨んでください。
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