問題集の答えが間違っていることは、世間では結構あります。今日はその具体例を紹介します。
<Tさん>
こんにちは。先日、「でる日講義-経済・外交史(前近代)-」を購入させていただきましたTです。本当は先生の授業に出たいのですが、先生も御存じの通り、放課後ゼミ等が忙しく、時間が確保できないために、日本史は上記の他にも「あるある正誤問題」、「どこでも史料問題」、「聴くだけ日本史」・・・など、derutoko.com教材を愛用し勉強させていただくことにしました。
本題なのですが、質問があります。市販の問題集で、各大学の過去問を集めた問題集をやっていたところ、龍谷大学の問題で
問15 この貿易(日明貿易)によって中国に輸出された主なものは何ですか。次のなかから適切なものをすべて選びなさい。
1、絹織物 2、金 3、陶磁器 4、扇 5、硫黄 6、刀剣
という問題がありました。「でる日講義」を勉強した上で、日明貿易の輸出品は「刀剣・銅・硫黄・金・工芸品」とプリントに書いてあったのを記憶から引っ張り出して、答えを、2・4・5・6としたのですが(扇は工芸品としてとらえました)、答えは4・5・6となっていました。そこで、でる日講義のプリントを見てみたところ、プリントにはやはり金が輸出品に入っていました。金は輸出品には含まれないのでしょうか。これは解答の作成ミスなのでしょうか。それとも僕自身がどこか見落としているところがあるのでしょうか。教えていただきたいです。お願いします。お忙しいところ長々と長文失礼いたしました。
<石黒>
大丈夫です。T君の解答で正解です。よろしかったら問題集のタイトルをお教え願えませんでしょうか。
<Tさん>
ありがとうございました。問題集の名前は、「日本史B 日本史問題集 日本史教育研究会編 (山川出版)」です。今日は河合マーク模試でした。日本史は100点をとるつもりで受けに行ったのですが、自己採点の結果、つめが甘く95点でした・・・。範囲が短い今の段階で100点取れなく少しショックです。でも悔しさバネにこれからもがんばっていこうと思います^^また質問があったらよろしくお願いします。失礼いたします。
<石黒>
なんと山川の問題集でしたか。同じ山川出版の用語集の日明貿易の輸出入品の表では、輸出品の一つとして金が挙げられているのですが……。ちなみにその龍谷大の問題は1994年の問題なので、17年も経っています。にもかかわらず解答ミスに気づいていないことに驚かされますね。
それはともかくマーク模試の結果はまずますのようですね。一つレベルが上の全統記述模試でも同じような点数が取れれば、より「順調」と言えます。その上のレベルが過去問なので、学校での授業と、映像教材の学習がある程度進んだら、過去問演習で正解率をはかってください。
彼は学校の先生に勧められて derutoko.com の教材を使ってくれている、ちょっと珍しい人です。こういうルートで来てくださった方は、derutoko.com の通販教材をあまりためらわずに使ってくださるようです。やっぱり通販教材というと、どうしても二の足を踏んでしまいますからね。信頼できる人からの太鼓判があると安心して買えます。
予備校で通年授業を受けている人でしたら、リクエストをくださればサンプルを校舎にお持ちしますので、遠慮なくおっしゃってください。また、最近は携帯でウェブを見る人が多いみたいですが、携帯画面のサンプル画像では教材の中身がわかりづらいと思います。パソコンからなら、もっとわかりやすい別のページが見られます。そちらでは使い方も含めて、中身のサンプルも見ることができますので、よろしければそちらをごらんください。
もっとも、付属の音声CDの効果などは、今一つピンとこないかもしれません。「使ってみたら意外と良かったです」と言ってくださる方も多いのです。うれしい反面、宣伝の下手さを思い知らされます。史料問題は有名フレーズを耳になじませるのが、一番ラクな習得方法です。