河合塾生にベストな教材はどれ?

5月に入って受験日本史の概要がつかめてきた人が、少しずつ増えてきたようです。授業中に下を向いたままだったり、上の空の表情の人が減ってきたのです。授業以外にこのblogなどからも受験情報を得ることをオススメします。

状況がつかめてくると、自分の勉強に足りないものが何かがわかってきます。今日はそれに気づいた方からの質問を紹介します。

<Tさん>
僕は河合塾藤沢で石黒先生の授業をいまとらせていただいています。そこで先生が授業中に先生が作られたものなら受験勝者になれる、みたいなコトがずっと頭に残っているんですが…。一応、自分自身としては先生の授業の復元は録音なしでついていけているのですが、やっぱり先生の教材が気になって仕方がないんです。そこで質問なんですけど、非常に答えにくいかもしれないんですが、『一番最優先にやるべき先生の教材は何なのか?』という疑問なんです。どれもこれも石黒先生が大変な苦労をして作られたのは重々承知でございます。でも、石黒先生に教わっていて早大全勝の自分の姉に『受験勝者になるためには他教科とのバランス良く高得点を狙わなければならないよ』と言われてハッとしたのです。なので限られた時間の中で効率良くかつ実力アップになる一番オススメを教えてください。一応、書店にある読むだけ日本史の2つとゴロの教材は使わさせていただいています。とりあえず自分自身としては『資料問題の教材』かなと考えております。

<石黒>
使うべき教材は人によって異なります。まず、予備校に通っているかいないかなどの学習環境でまったく変わってきますし、志望校によっても違います。一例を挙げると、ワセヨビ生なら史料も文化史も専用の講座があるし、そこでノートへのプラスαなども行っていますから、その類の教材は要りません。一方で河合塾生なら夏に10コマの近現代の集中講義があるので、それを受講すれば近現代の骨組みは万全です。映像教材『でる日講義−つながる近現代−』は必要ないのです。ところでT君の場合は河合塾生なので、不足しているのは何と言っても史料と文化史です。ベストな教材は『どこでも史料問題』『でる日講義−とことん文化史−』でしょう。後はどちらを教材に頼って、どちらを独学するかということだと思います。

「日本史道場」の教材などを準備していたのですが、藤沢の「早慶大日本史」のかわりの講座を準備するのに四苦八苦しています。一応、横浜駅そばの会場を押さえました。8月に開催する予定です。詳細は明日、ここで発表できると思います。お待ちください。