英単語っていくつ覚えました?

先日、ワセヨビに4人の早大合格者が来たことを書きましたが、その後の彼らは大変笑えるお泊まり会を開いていたようです。derutoko.com では入試直前期に『MARCH学習院あるあるチェック』を期間限定で販売しています。上記の4人のひとりである小林君は、この教材を使ってくださっていました。その感想をいただいた際に、おまけとしてお泊まり会レポートが付いていたのです。

「……僕は先生の問題集を使い倒したからこそ早稲田に受かったと思っているので。もちろん使える部分だけ、抜粋して使ってください。先日鈴木くんたちが泊まりに来た際、最初は4月に行く京都旅行の話で盛り上がっていたのですが、時間が経つとこの問題集を広げ、CDを流し、完全な「勉強会」と化しました。先生の問題にみんなで答えて……いい思い出になりました。」

教材を作った本人としては、この光景を想像するだけで笑えます。その4人じゃなきゃできない遊びですね。例によって、ちょっとうらやましくなってしまいました。

さて、今日紹介するのは英語の学習法です。ワセヨビ西船校から慶應大学SFCに進学するI君から教えていただきました。

<Iさん>
(前略)先生が授業の時にいつも声に出してワシずかみ覚える『しゃべり勉強』は日本史は勿論、実は英語の短期習得にも非常に有効です。(中略)『単語王2202(オーメソッド出版)』でどんなに英語の苦手な人間でも語彙力を短期習得が可能です。例えばleadingという単語を覚えるとします。意味は「主要な、一流の」という意味です。多くの受験生はこれで終了。効率悪すぎ、時間の無駄です。chief,first,leading,main,prime このひとまとまりにしたフレーズを声に出して覚えます。チーフ、ファースト、リーディング、メイン、プライムと声に出して覚えます。このように一気に、ひとまとまりで声に出せば時間、効率面でも最適です。単語王2202にはこのフレーズ集が沢山入っています。他にもaim,end,goal,object,objective,purposeアイム、エンド、ゴール、オブジェクト、オブジェクティブ、パーパスと声に出します。意味は「目的」という意味です。これで6つの「目的」をワシズカミ覚えしました。つまり、普通の受験生のように一つ一つ暗記なんてやっていたら慶應や国際基督教大学のような英語重視の大学には、とってもじゃないですが届きません。夢で終わってしまいます。このフレーズ学習は石黒先生が普段から40面ノートの暗記方法として提唱してらっしゃる『ワシズカミ勉強』をまさに英語に応用させたものです。自分はこの方法で以前メールで2万の語彙習得を可能にしたと申しましたが実際出来ました。今、単語帳をターゲットを使っている人間はターゲットを捨て、単語王に乗り換えるべきです。そして最後に英検1級と準1級単語帳をやるべきです。実際、慶應義塾大学の英語はターゲットなどというレベルの低い単語帳からではなく英検1級準1級単語レベルからもバンバン出ます。とくに英検準1級語彙イディオム問題集(欧文社)からは慶應大学の入試問題に頻発しております。単語王が終わったら、これらもやるべきです。受験生を終えた今、やはり受験は効率と要領の良さを争う一種のゲームみたいなものだと感じております。

よく体験授業などで、「日本史用語集の1万2千語なんて覚えられるわけないよね?英語だって何千語のレベルでしょ?」などと言っているのですが、彼は2万も覚えたというのですから驚きです。もっともこの『単語王』については否定的な意見も耳にします。ちょうど上記の4人が来たときにもそんなことを言っていました。4人中一番多く覚えた人でも5千語だそうですから、どの参考書を使うべきかは僕には全然わかりません。ただ、しゃべり勉強が英語にも有効だということはまったくその通りだと思います。このブログでも過去に紹介してましたしね

最後に河合塾南浦和現役館で春期講習を受けた方にお知らせです。授業でリクエストがあった「ピクニック」という曲のメロディーはこちらで聴けます。よろしかったら参考にどうぞ。