高卒生版・3月の勉強法

4月から再スタートが決まった高卒生は、予備校の授業がないこの時期を、有効に使うべきですね。「通常授業開始までの一ヶ月間、日本史は何をしたらいいのでしょうか?」という質問をいただきました。

まず、僕の授業を受けたことがない人への提案は、近現代史の基礎固めです。derutoko.com の『でる日講義−つながる近現代−』は、近現代史の骨組みを講義している映像教材ですが、骨組みといっても、できごとどうしの因果関係やしくみをきっちり理解していくものですので、今までの学習では足りなかった部分が見えてくるはずです。複雑な近現代は2学期になって必ずつまずくところですから、夏休みに予習しておくように呼びかけていますが、高卒生の場合は春休みのうちにやっておくと、先取り学習ができて良いと思います。また、講義のない期間に映像授業を受けておくことでモチベーションが高まり、1学期の講義にスムーズに入れるという効果もあります。僕の授業を受ける予定の人には、講義の進め方やまとめの方法を体得してもらえるとも思っています。

40面ノートがある人の場合は、「つな近」では、また別のまとめノートを作っていますから、あまりお勧めしません。ただし上記の通り、春休み中に映像教材を使うのは有効です。文化史やテーマ史など、自分の苦手分野に応じて取り組んでください。なお、4月から早稲田予備校で受講する予定の方は、映像教材の内容が講習で扱うものと重複していますので、ご注意ください。

そして、いずれの場合にも言えることは、今のうちにきちんと自己分析をしておくことです。自分に足りなかったものは何なのかを考えるのと同時に、「受験日本史」に関する情報を身につけてください。このブログやサイトにたくさん書いています。

高卒生の中でも初めて日本史を勉強する人や、現役生の場合は、この時期の勉強法はまた異なります。詳しくは、明日紹介します