法政大ちょっとだけ解答速報

2月8日に行われた法政大経営学部の入試問題について、
こんな質問メールをいただきました。
なかなかハイレベルな問題です。
受験していない人はぜひ解いてみてください。

<Kさん>
ワセヨビ西船校のKです。今日、法政大の経営学部を受けたのですが、一つわからないのがありました。
(問)産業革命期以降の労働者の状況を記した著作に関する説明として、正しいものを以下のア~エの中から選びなさい。
ア 横山源之助は、1899年刊行の『日本之下層社会』において、貧民や職人社会、手工業の現状、機械工業の労働者、小作人の生活事情等を詳しく記載した。
イ 農商務省は、工場労働者の実態報告書として『職工事情』を1912年に刊行し、紡績・製糸・鉄工業等における労働条件を詳細に記録した。
ウ 細井和喜蔵は、1925年刊行の『女工哀史』において、職工としての体験等をもとに、製糸女工の労働条件と生活実態を詳細に記録した。
エ 山本茂実は、明治期から昭和期に長野県諏訪地方の紡績工場で働いた元女工からの聞き書きをまとめ、1968年に『あゝ野麦峠』を刊行した。
どれが正解か教えてください!


<石黒>
正解はアです。
イ1912年→1903年。
ウ製糸女工→紡績女工。
エ紡績工場→製糸工場。
ウが判別できないですね。キビシイ問題です。

<Kさん>
ありがとうございます!ちなみに自分もアにしました。今日の問題でMARCH学習院あるあるチェックの解説CDで石黒先生がおっしゃってた範囲がたくさん出てました。ホントに助かりました!!

先日、日大を受験した方からいただいたメールにも、
「受験していて気付くのは模試や過去問とはまるで違うということです。当たり前ですが。当日の緊張感とかもあるのでしょうが、やらなければいけない所が浮き彫りになります。」
なんて感想をいただきました。
過去問も相当な量をこなせばわかるはずですが、
模試や問題集からは、なかなかキビシイ水準に気づけません。
思いっきりギリギリの状況ですが、それでも詰め込めば詰め込むほど、
効果が出るのが直前期の日本史です。
短時間で得点につなげるべく、大量にチェックしてください。
知っていることを確認するのではなく、
あやふやなところと、
まだ覚えていない重要ポイントを突くべきです。
ここでも出題率を意識するのは言うまでもないことです。