さて、センター試験ですね。
本命は2月の一般入試でしょうから、今回はその予行演習として、
思いっきり緊張しまくって受験してみるというのも一興です。
緊張してガクブル状態になった自分を味わってみるわけです。
まあ、当の受験生としては緊張状態を「味わう」余裕なんて、
あるわけないかもしれませんが、
本番で出せるチカラが、通常の何割くらいかを知ることは重要です。
そういえば、試験当日のアドバイスとしては、
前にこんなエントリーを上げたことがありました。
これを読んでいる時点ではもう遅いかもしれませんが、
本命の2月の試験には生かしてください。
最後に試験直前問題といきましょうか。
凡そ今度の次第、関東の重事たるの間、沙汰の篇、始終の趣、太だ思し食し煩ふの処、因幡前司広元申して云く、「世已に澆季にして、梟悪の者、尤も秋を得るなり。(中略)奸濫定めて他方に起らんか。これを相鎮めんが為、毎度、東士を発遣せらるゝは、人々の煩ひなり。国の費えなり。此の次を以て、諸国に御沙汰を交へ、国衙・庄園毎に、( ア )・( イ )を補せられば、強ちに怖るゝ所有るべからず。
問 上記の史料の空欄ア・イにあてはまる語句の組合せとして正しいものを、次の(1)~(4)のうちから1つ選びなさい。
(1)ア−国司 イ−郡司 (2)ア−国司 イ−守護
(3)ア−守護 イ−地頭 (4)ア−郡司 イ−荘官
正解はもちろん、(3)です。
源頼朝が1185年に守護・地頭を設置したことについての史料ですね。
実は昨日見た夢が史料問題を解いている夢で、
それが「沙汰」という語句を入れさせる問題だったのです。
なんだか明治大学っぽいわけですが、気になったので、
朝起きて「沙汰」という語句が含まれる史料を探してみたのです。
そうしたらこの史料があったというわけです。
もっとも、次の2つの史料の方が有名ですけどね。
それぞれ何という史料の一節かわかりますか?
(1)これによりて京都の御沙汰、律令のおきて聊もあらたまるべきにあらず候也。
(2)今土民等、代始に此の沙汰は先例と称すと云々。
(1)は、貞永式目について北条泰時が弟の重時に送った手紙。
(2)は、嘉吉の徳政一揆(土一揆)について。
ですね。
あらら、これじゃあセンター試験じゃなくて私大入試の問題ですね。
すみません。