2009年2月2日に行われた、
國學院大文学部史学科の問題で質問がありました。
大問1の問8です。
<Kさん>
こんにちは。先日河合で早慶大日本史テストを受けさせてもらった者ですが、昨日行われた国学院大学の入試について質問があります。
明法道や音・算などの諸道の教科について正しいものを選びなさい。
ア 坂上、在原、小欟(携帯で変換がでませんでした)などの氏が世襲の博士となった。
イ 明法博士は律令を研究し、法運用にも関与した。
ウ 音博士は中国の音楽を教えた。
エ 算博士は算生などに和漢の数学を教えた。
アは在原が間違えでウは音楽が間違えだと用語集を調べてわかったのですが、イの「法運用にも関与した」がわからなく、エの「和漢の」もわかりませんでした。また、違う辞書だと「算数」となっていて、「数学」が間違えかなぁ、などとはっきりわかりませんでした。これの答えはなんなのでしょうか?
<石黒>
正解はイです。エは「和」は日本をさすので誤りです。
算道は中国の数学を教えました。
アウエの誤りを指摘するのはかなり酷なので、
単にエを正文と思えた人か、
もしくは運が良かった人だけが正解できた問題でしょう。
作問者はそんな受験生の学力レベルを知らないのはもちろん、
そういう人が正解したことにも気づかないでしょうね。
今後にもほとんど役に立たない問題なので無視してください。