『きた論』作成奮闘中(5)

この時期の河合塾の授業は非常にキツイです。何しろ授業時間が大変少ない予備校なので、早口でしゃべって猛スピードで板書をしていかなければならないんです。それでも時間が足りずに延長するわけですが……。

ところで『きたえる論述−早稲田・慶應−』について、こんな質問がありました。

<Tさん>
藤沢のTです。延長ありがとうございました。早速ですが、先日ブログを拝見したところ、記述対策の教材をだすということをしりました。そこで、僕の受ける受験校に慶応の文学部があるのですが、この教材を使ったほうがいいのでしょうか。お忙しいところ、すいません。

<石黒>
すみません。『きたえる論述』は、早稲田政経と慶應経済を強く意識した教材となっているため、近現代しか扱っていないのです。慶應文学部の論述問題は前近代からの出題も大変多く、この教材だけではカバーできません。それでもよろしければ、お使いいただいてもかまわないのですが、当方としては心苦しく思います。ちなみに慶應文学部のためには論述対策は必須ですので、何かしらの問題集で鍛えてください。

というわけで、この教材は「早稲田・慶應」といっても、早稲田の政治経済学部と慶應の経済学部をターゲットにしている、教材なのです。そんなごく限られた人向けの問題集を出す出版社なんて、どこにもないと思いますが、小回りの利く derutoko.com は、無謀にもチャレンジしてしまいます。

さて、本日から「通信添削バージョン」のお申し込みを受け付けます。「自己採点バージョン」をご希望の方は12月3日までお待ちください。