日本史が暗記科目だと思い込んでしまうのはなぜなのでしょうか?
確かに用語を暗記しないと物語は始まらないのですが、
暗記だけで大学入試がなんとかなると言うなら、
ずいぶん舐められたものです。
単なる暗記科目だったら全然おもしろくなくて、
僕自身が教える気にもなりません。
大学にもよりますが、とりあえず早稲田大学の入試は、
そんな用語暗記だけで乗り切れるレベルではないんです。
こんなメールをいただきました。
<Hさん>
こんばんは。現役早大商学部志望の高校3年の者です。日本史でるとこ攻略法で石黒先生を知りました。僕は現役生ですが予備校も通っておらず独学で勉強をやってきました。以前までは「所詮日本史なんて暗記教科なのだから覚えればいいんだろう」と用語数の多い東進の日本史一問一答完全版をやってきたのですが先日早稲田の商学部の過去問をやって驚愕しました。3~4割しかとれず、これはまずいと思いメールをさせていただきました。気づくのが遅くもう9月も終わりに近づいてしまい、通常の授業も取れないので冬期講習を早稲田予備校の早慶大日本史をとりたいと思っているのですが、まだ間に合うでしょうか?あと早稲田予備校の冬季講習はもう応募が始まっているのでしょうか?ぜひ返信をお願いします。
<石黒>
それはまずい状況ですね。
今から間に合わせるとすれば、相当な努力が必要だと思います。
とりあえず今までの勉強法を考え直すべきでしょう。
ブログやでるとこサイトが参考になればと思います。
さて、ワセヨビの講習「早慶難関大の日本史」ですが、
東京本校(高田馬場)だと優先申し込みができる校内生だけで、
締切になってしまうかもしれません。
西船橋校ならなんとか受講できると思います。
校舎に直接おたずねください。
早稲田予備校 東京本校 03-3369-5959
早稲田予備校 西船橋校 047-431-5959
ちなみに、早稲田商学部は深い理解を必要とする問題が多く、
その境地に達した人は9割越えができるのですが、
それに達していないと痛い目に遭います。
当方の生徒では過去に9割正解している人が何人もいますので、
冬期講習までに心して学習しておいてください。
冬期講習の時点でそれなりに「できあがって」いないと、
とても間に合いませんから。
予算に余裕があるなら講習はともかく、
それ以前に『でる日講義−つながる近現代−』を、
受講しておくことをお勧めします。
そのうえで『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』を
やるのがベストでしょう。
通年授業を受講している人は、近現代に入って、
より一層中身を理解することの重要性に気づき始めていると思います。
そこに面白味を感じることができたら、近現代は全編楽しめますよ。
僕自身も楽しんで授業をしています。
説明が速すぎると思う人は、それなりに予習をしてきてください。
授業時間の少ない河合塾の人はとくにそれをお願いします。
夏休みに近現代の骨組みができていることを前提に話していますから。