慶應対策はやりますか?

早稲田大学の解答速報ばかりやっていたからでしょうか、
先日こんな質問メールをいただきました。

<Xさん>
早稲田予備校での単科授業は、慶應義塾大学の様々な学部の問題の攻略も意識してやって下さるのでしょうか?

<石黒>
今年の慶應はまだ問題を見ていないのですが、
法学部の日本史でしたら現役生で9割獲れている人がいました。
もちろん合格です。ちなみに彼女はこうも言ってます。
「模試での慶法の判定は常にEでした。あー偏差値って意味ないです。」
さらに、
「日本史も石黒チルドレンにとっては簡単だと思います。」
とも言っています。
だいたいこれでおわかりになるのではないでしょうか?
早稲田予備校という
早大志望者が多めな予備校で講義している関係から、
どうしても早稲田向けの話が多くなってしまいますが、
言うまでもなく慶應の過去問分析も行って講義に反映させております。
事実、上記の彼女も早稲田予備校の生徒でした。
ただし、早稲田より学部数が少ないことから過去問の総数も少なく、
しかも学部による差異も大きいため、
早稲田に比べるとどうしても出題傾向が得にくいのです。
その点はご了承ください。

以前にこのブログで、模試でいくら良い点数が出たとしても、
それで難関大の合格が保証されたわけではない
と書いたことがあります。
実際の入試問題より簡単な模試を受験していた場合には、
その判定があてにならないことも多いんですよ。
だって、簡単な問題を解く能力はあっても、
入試の難しい問題には太刀打ちできないかもしれませんよね?
そして、カンタン模試でB・C判定だった人が、
本番で振り落とされてしまうと、
彼女のようなE判定だった人が振り落とされずに残って、
結果的に受かってしまうこともあるわけです。
思うに、彼女が最後の最後まであがいていたために、
模試の後もまだまだ成績が伸び続けていたってこともあるんでしょう。
こういう一発逆転話っておもしろいと思いませんか?