2月12日の中央大法学部です。
<Kさん>
今日は中央大学法学部法学科の入試でした。
迷った所を質問させてください。〔正誤問題です〕
d.紫雲出山遺跡には扇状地の湧き水を利用した弥生時代の灌漑施設跡が残されている。
b.堺の今井宗薫は今井宗久の子であり、茶人でもあった。
c.長崎の末吉平蔵は明暦の大火の後に江戸に材木を運んで巨利をを得た。
この三つがちょっと微妙だったんです。
<石黒>
> d.紫雲出山遺跡
誤文です。高地性集落なので扇状地が矛盾します。
> b.堺の今井宗薫は今井宗久の子であり、茶人でもあった。
正文です。
> c.長崎の末吉平蔵
誤文です。難しいですが末次平蔵はそこまで生きていません。
ちなみに末吉ではなく末次です。
2月13日の中央大商学部です。
<Kさん>
お忙しいところすみません。今日中央(商)を受けてきてどうしても分からなかったところがあったので質問させて下さい(>人<) 次の図は、日本を代表するある中世都市(答えは鎌倉ですが)の地形模式図である。これに関してつぎの問に答えなさい。
問6 この都市(鎌倉)域の外側は、前浜と呼ばれるところであり、ある特殊な性格を持つ場所であることが明らかになっている。当時どういった施設がここに置かれたか。
a,武家屋敷 b,茶室 c,庭園
d,葬地(遺体が捨てられる場所) e,能舞台
問7 この都市は、当時の政治の中心であるのみならず、物資流通の中心でもあった。aからjの下記の遺物の中から、この都市が最も栄えていた頃、ここで使われなかったものを二つ選び、それらの記号をマークしなさい。
a,竜泉窯青磁 b,景徳鎮白磁 c,珠洲焼 d,瀬戸焼
e,土師器 f,伊万里焼 g,常滑焼 h,碁石 i,サイコロ
j,将棋のコマ
(中略)
あと、大変申し訳ないのですが、竜泉窯青磁や景徳鎮白磁はどういった背景で現れたのですか?基本事項だったらすみません↓(中略)先生は明日から早稲田の入試も始まって日本一早い解答速報作成に忙しいとおもいますが、体調にはくれぐれもお気をつけて下さい。
<石黒>
問6 d,葬地
難問です。カンで解けたら……ってレベルです。
問7 これは難問です。
f,伊万里焼は江戸時代なので確定できますが、
もう一つが確定できません。
もう少し選択肢がないのでしょうか?
竜泉窯青磁や景徳鎮白磁とはようするに青磁・白磁のことですよ。
日宋貿易で輸入された中国の陶磁器です。
書ける必要はありませんが、こうした選択問題では判断してください。
明日までに納品の原稿がまだ終わっていません……。
そして、その明日は、早稲田法学部入試ですね。
またまた即日解答速報をがんばりますが、
夜に高校2年生向けの授業が入っているため、
授業開始前までに解き終えられるかどうかが微妙なところです。
たぶん、夜8時までに仮アップはすると思いますが、
正式版は16日にずれ込む可能性があります。
よろしくお願いします。
ちなみに、13日に行われた早稲田大国際教養学部では、
なかなかおもしろい問題が出題されていました。
詳細はワセヨビ・河合塾で行われる、
早稲田入試分析講座に譲りますが、
早稲田受験生は解いておいてもいいと思いますよ。