昨日の続きです。
たとえば学習院大なら、入試で日本史が課される学部が、文学部・法学部・経済学部の3つしかないため、たとえ5年分ずつ解いたとしても、15回分の入試問題をやるだけです。ところが、立教大だと6学部もあるのです。青学や明治なんかも6学部ありますね。そうなってくると、くり返し出題の醍醐味をGETするためには、ひとつの大学だけで30回分の入試問題を解かなきゃいけなくなります。これは大変です。なにしろ、問題を解くだけで30時間、答え合わせ、傾向分析に同じく30時間くらいかかるでしょう。
これ、どのくらい大変な時間数かわかりますか?60時間ってことは、1週間に2時間ずつかけたとしても、30週間、すなわち7カ月はかかりますよ。これを第3志望の大学まで完璧にこなそうとしたら、どうなるのでしょう?しかも、これ、あくまでも日本史だけの話なのです。英語や国語は……。
というわけで、赤本は今からとりかかるべきです。ただし、未習範囲の大問は後回しにすべきでしょう。あくまでも、すでに学習した範囲の大問だけを拾って解くべきです。大問ごとにつまみ食いしていくわけですね。赤本の頭の方に、大問ごとの出題テーマ表がありますから、それを見て、やれるものから解いていく、という感じです。このページです。
それでは、また。次回は、赤本をきっちりこなしたM田さんの話です。