河合塾では2週にわたって、日曜日に一日完結講座「差がつく文化史」がありました。あの授業の「仏教史」では、抽象的な理解が必要だということがわかってもらえたら良かったのですが、いかがだったでしょうか。藤沢の授業ではそうした理解をしようとしてなさそうな人がいたため、やや不安が残りました。たぶん厳しい入試問題に出会ったことがないのだろうと思います。
いっぽう南浦和では、講習にだけ来てくださる人がこんなことを言っていました。「同志社大の過去問では8割取れるのですが、東洋大だと5割しか取れなかったりするんです。どうしたらいいですか?」と。
大学の偏差値で言えば同志社大より東洋大の方が下なのに、なぜ東洋大の正解率が低いのでしょう。それは同志社大の問題が、単に用語を答えさせるものばかりなのに対し、東洋大の問題では正誤問題の割合が大きいからです。彼女の学習水準が、その正誤問題を解けるレベルに達していないわけです。これでは東洋大を「すべり止め」にすることはできません。
政治史にくらべ文化史は用語暗記の要素が強いのですが、仏教史と学問・思想史は深い理解が必要とされるテーマです。そこで、11月6日の「日本史道場」では、教育・学問・思想史を中心に、美術作品の図版対策にも取り組みます。ハーフサイズ模試では、室町時代~明治時代までの政治史を中心に出題し、その場で解説します。正誤問題を多数取り入れているので、その解き方もよくわかるはずです。
今日は、前回の「日本史道場」を受講してくださった方からの感想を紹介します。
<Tさん>
本日の日本史道場に参加させていただいた河合塾藤沢のTと申します。今日のような普段経験出来ない体験が出来て凄く新鮮であり、かなり刺激をもらいました。ワセヨビ生と河合塾生との比較で河合塾生の自分が劣るのは結果から見ても認めないといけないかもしれませんが、自分自身としては正直悔しくて仕方がありませんでした。河合塾だから弱いんだというエクスキューズは入試会場では絶対に通用しないので、自分自身の課題がしっかりと見つかった今はもう二度と『河合塾生だから弱い』とは言わせないように質と要領を考えたムダのない努力をして絶対に合格してみせます!
(中略)
1日完結というのが良いと感じました。いつもとは違う雰囲気の下で意識の高い生徒たちと勉強して刺激をもらえる素晴らしい機会でした。なので定期的に開催していただきたいと思います!人数はちょうどよいと感じました。
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