新高3生はどこから手をつければいいですか?

高校2年生の方から、
これからの日本史の学習法について質問をいただきました。

<Yさん>
今春より高3です。友人のお姉様が先生の授業を受けみごと志望校に合格し、先生の授業の良さについては伺っております。本当にスラスラと言葉が頭に入り、ノートの使い方などのご指導が素晴らしいとおっしゃっていました。しかしながら、塾が遠いため、先生の教材のみで勉強をしようと思います。合格スケジュールに書いてございますが、まずはどこから手をつけたらよいのかわかりません。この時期ですと、日本史事始め・どこでも史料・でる日講義(文化史・近代史)を同時に始めるようにスケジュール表には書かれておりますが、量的にとても多い気がしますが、やはり同時でしょうか? また、DVDはまた、新しく録画されたものが発売されますか? 授業以外、まだ何も始めていません。日本史はとても好きです。アドバイスを頂けたら幸いです。大変お忙しいところ、誠に恐縮ですが何卒よろしくお願い申し上げます。

<石黒>
お問い合わせありがとうございます。
この時期の現役生の勉強法については、
以下のブログ記事で紹介しています。
高校2年生の方からの質問メール(1)
現役生版・3月の勉強法

まずは、教科書か『読むだけ日本史』などの参考書を読んで理解し、
『日本史でるとこ攻略法』を使うなどして用語を覚えてください。
そのうえで実践力を試すために問題集に取り組みましょう。
学習範囲が奈良時代に入る頃には、
史料問題や正誤問題にも手を付けるべきです。
なぜなら、それらの問題が解けないのなら、
第一段階の学習深度が浅すぎて意味をなさないからです。
どの程度の深さまで学習すべきかという水準は、
できるだけ早い段階で知っておくべきです。
数学にたとえると、微分や積分まで出題されることを知らずに、
「二次方程式までやっとけば大丈夫だろ」
などとと気楽にかまえていたら、
本番の入試ではまったく歯が立ちません。
どのレベルまで出題されているのかをつかみながら学習を進めることは、
受験の基本です。

そして、奈良時代が終わった段階で、
文化史にも手をつけるべきでしょう。
これもまた先ほどの史料や正誤問題と同じですが、
文化史習得の大変さを知らずにいると、後になって、
「まだこんなにやらなきゃいけないことがあったのか!」
と途方に暮れることになるからです。
近現代については高卒生向けにお勧めしているものですので、
新高3生の場合は、夏休みから取り組めば良いでしょう。

ちなみに塾が遠いとのことですが、早稲田予備校でしたら
川越・所沢・稲毛海岸・勝田台校などで、
当方のDVDによる映像授業を受講することができます。
よろしければ、校舎へ直接お問い合わせください。

それから映像教材の改訂は予定しておりません。
ご購入された方に、後日アフターフォローとして、
最近の出題状況にあわせて
追加して覚えてほしいことや演習問題などを、
メールでお伝えしています。