昨日につづいて、
某社の問題集を使っている方からのメールを紹介します。
<Tさん>
こんばんは!!夏休みがあっというまに終わってしまいました。日本史でるとこ攻略法買いました。また質問なんですが、文化史のことなんですが○○の夏期講習で、古代中世と近世近現代の文化史をとり一通り復習したのですが、他に文化史の参考書を一冊買いたいと思って本屋にいったのですが、実況中継の文化史 か 菅野の文化史 などたくさんあってどれがいいか迷ってます。わりと実況中継を使っている友人が多いのですが、どちら、いや何かいい参考書はありませんか?
それと文化史の計画で、○○のテキスト一通り復習→実況中継or菅野の文化史など→Z会日本史文化史実戦演習、という計画で問題はないでしょうか?夏休みも終わりで忙しいと思いますがよろしくお願いします。
※編注:都合により、予備校名は伏せさせていただきました。
<石黒>
以前にもお伝えしたように思いますが、
当方では文化史については
『でる日講義−とことん文化史−』
という映像教材を出しておりまして、
手前味噌ではありますが、それ以上の教材はないと考えております。
逆に申しあげれば、
世にある参考書や問題集さらには予備校のテキストは、
掲載している文化史用語の情報量に過不足があるのです。
難関大入試に必要な用語が足りなかったり、多すぎたりするわけです。
その弱点を十分に把握した上で、取り組んでください。
あたりまえのことですが、
自分が担当していない講座の内容はわかるはずもありません。
他の予備校のテキストならなおさらです。
大手予備校のテキストは受講生経由で見せてもらったことはあっても、
細かい検証まではしておりません。
たいていは、ある程度見たところで、
「おいおい、こんなんでいいのかよ!」って思うわけです。
もちろん一方で「これなら勝てるな」
と自信をもったりもするんですが。
余分なことを書きすぎていたり、
逆に「意外と出る用語」が書いてなかったりするんです。
各講師の裁量にゆだねられているとも考えられますが、
その各講師というのが、どこまで入試問題を分析しているのか、
疑問を感じることもしばしばです。
弱点のある参考書・問題集を利用している場合は、
その分、多めに覚えなければならないことを覚悟してください。
日本史以外の教科で点数を稼ぐ必要もありますね。
健闘を祈ります。