3月30日の河合塾藤沢現役館に、
立教大に合格したM君が入試問題を持って来てくれました。
彼は何度かこのブログでも紹介したことのある人で、
週6日、一日12時間も仕事をしながら、受験した人です。
「いつ勉強するんだよ?」って思いませんか?
週1日の休みにワセヨビに来て日本史の授業をDVD受講し、
後はノートを見て覚えるのと、
仕事中の「こっそり脳内復元」なんだそうです。
これほどまでに厳しい環境で立教合格とはたいしたものです。
しかも日本史の正解率は98%!でした。
1問ミスってヤツですね。
驚くべきことに、問題を解く時以外は、
ほとんど書かずに見るだけ、思い出すだけの勉強だったそうです。
彼の場合、受験費用はもちろん、大学の学費まで稼がねばならず、
仕事に追われて時間がなかったからなんです。
人間、本当に追い込まれるとすごいパワーが出るものですね。
このM君の受験とくらべれば、
多くの受験生は、まだまだシアワセな環境にあるかと思います。
ちなみに、これだけの忙しさにもかかわらず、
この1年間を「楽しかった」と言ってたのにも驚きました。
でも「先生もそうですよね?」と返されて、
うなずいてしまったんですけどね。
さて今日は、宅浪でいくかどうかを悩んでいる、
S君からのメールを紹介します。
<Sさん>
お久しぶりです。僕は今年早稲田予備校の東京校で通史をとっていたSという者です。今年は、上京で下宿していたのですが冬季講習前に経済的な理由で、地元に引き上げ、受験を見送りました。来年こそは、と思っていて、宅浪で頑張ろうと決めていたのですが今日のブログに動揺したので思わずメールを書いてます。実は、僕も授業の録音があるのですが、それだけでやる気が維持できるか不安になってきました。しかも、2授業くらい録り忘れがあります。でるとこ教材を使えば、解決できるのかなぁと思ったんですが、40面と併用する必要があるのか、わかりません。今の課題は、宅浪以外の選択肢はないのか宅浪をするとして、一年間やっていけるのか冬季講習をうけなかった分をどうカバーするのかといったところです。がすべての前提に金欠があります。いざとなればバイトしますが…。よろしければアドバイスをお願いします。
<石黒>
まず最初に志望校はどのレベルでしょうか?
それから、
「でるとこ教材を使えば、解決できるのかなぁと思ったんですが、40面と併用する必要があるのか、わかりません。」
というのはどういう意味でしょうか?
<Sさん>
まず、志望校は早稲田大学です。政経・商・社学を受けて、滑り止めに関関同立を受けようかと思っています。伝わりづらい文章ですみません。ブログを読んで宅浪をするにあたって、やる気をキープするために何か手を打たなければならないと思いました。そこで、映像教材なら生に近い感覚を得ることが出来るから、これは使えるんじゃないかと思ったのです。しかし、自分は40面ノートも授業のMDも持っている。入試に立ち向かえるだけの勉強法を既に持っているのに、わざわざお金を払って映像教材を買わなくてもいいように思える。でも、自分を奮起させてくれる物はやっぱり必要だ。けど買って僕の期待する効果は得られるのか?自問自答して答えが出そうになかったのでメールしました。もちろん、やる気は自分の意志次第だ、ということはわかっています。しかし、宅浪という未知の生活をする事に強い不安があり、また、宅浪を経験した友人の話を聞いてもやはり、やる気を起こさせてくれペースメーカーの役割を果たす『何か』が必要だと感じます。宅浪の抱える問題の解決を映像教材に期待してもいいのでしょうか?また、ノートとMDだけで宅浪を乗り切ろうという考えを甘いと思われますか?ちなみに、文化史のMDもありますがこちらも、3コマのとりもらしがあります。あと、一通目の質問に戻るのですが、冬季講習を受けられなかったというライバルとの『差』はどう詰めればいいでしょうか?アラカルトの事は知ってます。
みごと合格を果たした先輩方は、どう思われますか?
僕からのアドバイスは明日ご紹介します。