15年前に予備校の教壇に立つようになった時は、
予備校講師以外の仕事もかけもちしていました。
夏休みもちゃんと取っていて、
1週間近くテントを背負って山登りしていたのです。
しかし、年を追う毎に忙しくなり、
休みを取るなんて夢の夢、となってしまいました。
47日間におよぶ夏期講習中に、休みが3日しかない年もありました。
今年は週休2日だし、夏期講習もそこまで詰め込んでいないので、
その時よりはだいぶラクになっています。
ただし、それは授業の話であって、
今は、教壇に立たずに行う仕事が増えているわけです。
原稿と収録ですね。
そんなわけで、おとといも『つな近』の撮影でした。
近現代はそもそも細かく出題されるため、
授業の構成をしっかり練らないとスムーズに講義ができないのですが、
戦後になると、細かさがさらにもう一段階アップするんですよ。
そうなると、何をどういう順序でしゃべるのか、
緻密な構成が不可欠で、しゃべりそびれると即NGです。
昨日はさすがに疲れてきていたのか、
予定していた内容の半分しか完了せず、焦りました。
そういう今日は、7月1日です。
『つな近』の予約申し込みが、すでに始まっているんです。
「収録も終わってないのに大丈夫なのかよ!?」
って声が聞こえてきそうですが……大丈夫(なはず)です。
収録はあと1回で終わるし、演習問題はほぼ選び終えました。
今はY君の要望に応えるべく、まとめ部分の充実化を進めています。
100ページくらいのテキストに仕上がりそうです。
表紙はこちらです。
緑です。
はい、自分の趣味を優先しました。すみません。
このほかに「でるとこノートファイル」と、
演習問題の別冊「解答・解説」もつくんですが、
こちらは手動印刷のため、ギリギリまでねばるつもりです。
校正スタッフのT君の悲鳴が聞こえますが、
一緒にラストスパートをかけてくれると信じています。
こんなところでプレッシャーかけてすみません。
なにしろ、僕自身が走ってる夢をよく見るほどなので。
というわけで、
今年度、derutoko.com が総力をあげてお届けする映像教材
『でるとこ日本史講義−つながる近現代−』は、
渾身の力作となっています。
ご予約はこちらから、ぜひどうぞ。